材木座海岸

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材木座海岸(ざいもくざかいがん)は、神奈川県鎌倉市の海岸。

海岸のほぼ中央に河口を持つ滑川(なめりがわ)を境に、東側を「材木座海岸」、西側を「由比ヶ浜」という。

材木座という地名の由来についてですが、鎌倉は武家政権の中心地として繁栄し、それに伴って、人口が増加するとともに商業も発展していった。

「座」というのは、販売や製造の独占権を持つ組合のようなもので、その「場所」あるいは「店」というような意味から「座」と呼ばれるようになったという。各地の市場に設けられた七つの専売店。これは建久3年(1192年)に幕府を開いた源頼朝は、7か所の交易の場を定めました。絹座・炭座・米座・檜物(ひもの)座・千朶積(せんだつみ)座・相物(あいもの)座・馬商座などの七座で、のちに塩座・桧座・材木座・油座・紙座・銅座・中座などになり、一説に,魚・米・器・塩・刀・衣・薬の専売店であったと言われています。商人たちは幕府に税金を納めることで権利を独占してきました。

和賀江島(わかえじま)

134号線の下が歩行者用トンネル

 

材木座は、材木が運ばれてくる鎌倉の港として「材木座」といわれるようになりました。しかし遠浅であったため荷物の上げ下ろしに不便であり、また波浪によって難破・転覆する船も少なくありませんでした。そこで、1232(貞永元)年に、勧進聖(かんじんひじり/僧)の往阿弥陀仏が人工島[和賀江島(わかえじま)]を作ることを鎌倉幕府に申し出て認められ、第3代執権、北条泰時らの協力を得て、1232年7月15日に着工し、8月9日に完成。

その後、和賀江津(わかえつ)和賀江島(わかえじま)として親しまれてきた。昭和43年に現存する最古の築港遺跡として国の史跡とされました。この人工島は根石の上に丸石を積み上げて作られ、現在では崩れて河原のように見えますが、県営駐車場左手に残っています。

また海水浴場としての歴史も古く、遠浅で、足下が砂浜であることから危険も少なく、さらに透明度が高いことから、お子様を連れ家族で海水浴を楽しむにも適しています。

材木座から逗子マリーナMOVIE

県営駐車場入り口

材木座公衆トイレ(クリックで拡大)

 

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